【6月8日】海賊と北欧神話、それと進撃の巨人
ヴァイキングは北欧出身の海賊の総称です。フランス語では「北の民、ノルマンニ」、イギリスでは「デーン人」と呼ばれていた民でした。今で言う、アイスランド、フィンランド、スェーデン、デンマーク周辺ですから極寒の地ですね。暖かい肥沃な土地と富を狙って海賊になっていったものと思われます。
西暦793年のこの日、彼らの活動が初めて記録に現われたので制定したそうです。
「バイキングの日」ということで、てっきり、こっちの記念日かと思ってしましました(笑)
しばらく戦争のない時代を迎える日本と違って、こちらはこれから物騒な時代へと突入します。
この日、剣や斧で武装した彼らヴァイキングがイギリスのリンディスファーン修道院を襲撃し、人々を驚かしたといいます。ヴァイキングの襲来はこれから300年近く続くことになります。
海賊の怖いイメージもありますが、収益の98%が交易によるものだったと言われていて、ヴァイキングたちにとっても航海の主たる目的は交易であり、略奪の方がむしろ例外的なものだったと考えられています。
でも勇敢な兵士たちの集団ですから、やっぱり怖いですよね。11世紀初頭には最盛期を迎え、略奪からイングランドとの全面戦争の様相を呈してきます。
最近ではこの時代を描いた人気漫画「ヴィンランド・サガ」がアフタヌーン連載中です。(現在16巻まで発売中)
さて、そんな勇敢で死さえも恐れない彼らの死生観ですが、元々彼らの信仰は、北欧神話に登場する神々を祀るゲルマン人たちの信仰でした。やがてキリスト教に改宗していくのですが、長く神話の神々とその信仰形態が彼らを支配します。
北欧人やアイスランド人はバイキングの時代が終わっても、先祖たちの武勇伝や民話、神話を子供に伝えていくことになります。これが現在でいうエッタ、サガと呼ばれている物語です。
彼らが死を恐れずに戦うことができたのは、死後、勇敢に戦った戦士は、神々の国アスガルドにあるヴァルハラという主神オーディンの館に集められることになり、予言された巨人族との最後の戦争ラグナロクにおいて神々の尖兵となるべく戦闘訓練の日々をおくる、いわば、北欧戦士の名誉が与えられるからです。 ですので、いかに勇敢に戦って見せて選ばれるかが大事なのです。(「ヴィンランド・サガ」3巻より)
登場人物たちの中に「ユミル」という女性が出てきますが、この名前、北欧神話では巨人族の親ともなる原初の巨人の名前です。この巨人があまりにもでかく、死んだユミルの身体から流れる血で海や川を、身体から大地を、骨から山を、歯と骨から岩石を、髪の毛から草花を、睫毛からミズガルズ(人間たちが住まう居住区)を囲う防壁を、頭蓋骨から天を造り、ノルズリ、スズリ、アウストリ、ヴェストリという小人たちに支えさせ、脳髄から雲を造り、残りの腐った体に湧いた蛆に人型と知性を与えて妖精に変えたといいます。すべての基ともなった巨人族であったわけですね。
このユミルを殺害した三兄弟の名前が、オーディン、ヴィリとヴェーの三神です。
この三神々は木を人間の形へ変形させ、オーディンはこれらに生命を、ヴィリは精神を、そしてヴェーは視覚と聞く能力・話す能力を与え人間をつくります。
神々はこれらをアスク(Ask)とエムブラ(Embla)と名づけ、2人の人間がすべての人類の先祖となります。旧約聖書のアダム(Adam)とエヴァ(Eve)とイニシャルも同じですね!
はっ!「進撃の巨人」の主人公、エレン・イェーガーとミカサ・アッカーマンも男女が逆だけど同じだ! ( ゚д゚)ハッ! まあ、姓名の姓の方ですから偶然なのでしょうけど。
北欧神話では更に、この三神によって、人間たちのために地上の中心に王国を創り、そこを囲むユミルのまつ毛で造られた巨大な塀( ゚д゚)をつくり、巨人たちを神々の住む場所から遠ざけたといいます。
うーん、ユミルのセリフから言ってもかなり謎が隠されているような気がします。伏線や謎解きが面白いと評判の進撃の巨人、この北欧神話などにヒントが隠されているかもしれませんね。

ヴァイキング、その素顔の迫ります。
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