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【6月17日】ギロチンと処刑人。それにまつわる怖い話



Cap 32
 この日はギロチンの公開処刑最後の日です。この1939年6月17日をもって公開処刑が最後になりますが、ギロチン自体は1981年まで使われていたというからちょっと驚き。

 死刑執行人は、数百年にわたって死刑執行人の家系である
ジュール=アンリ・デフルノーという人。死刑人は、殺人犯オイゲン・ヴァイトマンは、ドイツ生まれの連続殺人者。ギロチンにかけられ、フランスで史上最後の公開処刑となりました。

【ギロチンの名の由来】
 この怖い怖いギロチンですが、意外にも死刑者の苦痛をやわらげてあげるために考案されたものでした。どうせ死刑なら、せめて楽に死なせてあげようという、慈悲の思いからの道具なんですね。これも意外でした。それまでは、絞首刑・斬首刑・火炙りの刑・車裂きの刑・八つ裂きの刑が存在し、庶民の見世物にもなっていました。処刑人だって嫌だと思います。
 考案した人は当時のフランス革命時の内科医で立憲議会議員だった
ジョゼフ・ギヨタンという人で、この名前からギロチンという名前が来ています。本当は、ボワ・ド・ジャスティス(Bois de Justice/「正義の柱」)という正式な名前を付けられていたのですが、こっちのギロチンの名前の方が広まり、当然ギヨタン博士はこの不名誉な名称に強く抗議しましたが、以後も改められることはなかったので家族は姓を変えたといいます。
Hinrichtung_Ludwig_des_XVI.png   なんでここまでギロチンの名前が広がったかというと、フランス革命でルイ16世マリー・アントワネットら有名な人々をギロチンで処刑にかけたからでしょう。全体では、1万7千名近くの人がギロチンで処刑されているそうです。



【死刑執行人という家系】
  ヨーロッパにおける死刑執行人は世襲制によって受け継がれてきました。これはヨーロッパにおける死刑執行人が一種の被差別民として扱われ、就業や婚姻において強い差別を受け、特定の一族以外が死刑執行人に就くのを妨げていたことによるそうです。しかし、一方ではムッシュ・ド・パリ
という称号と名誉をも与えています。嫌がって辞められたらそれはそれで困りますからね。
 代々受け継がれて執行してきた死刑執行人たちも様々な苦悩があったようです。人体の構造も熟知するために医者になった者もいたそうです。
 死刑執行を行う
ギロチンは死刑執行人の私有財産であり、公共財産ではなかったため、生活苦のために競売で売られることもあったそうで、これは物好きな愛好家に高く買われたりしています。 

Cap 28 この死刑執行人の苦悩を描いた話として、週刊ヤングジャンプ連載中の「イノサン」という漫画があります。(左画像)
 フランス革命の時代、ルイ16世やマリー・アントワネットなど、主要人物の処刑を手がけた実在の人物、死刑執行人の家系である
サンソン家の四代目シャルル=アンリ・サンソンの生き様を描いた歴史漫画です。
 
「ジョジョの奇妙な冒険」「スティール・ボール・ラン」ジャイロ・ツェペリもこの人がモデルだそうで。
「スティール・ボール・ラン」第3巻より
Cap 27

 漫画「イノサン」では、処刑人の一族であることから偏見を受け育った彼の運命に悩む姿が、描かれています。
 実在のサンソン自体は死刑執行人という立場でありながら、熱心な死刑廃止論者だったそうで、何度も死刑廃止の嘆願書を出しているが実現することはなく、逆に人類史上2番目に多くの死刑を執行するという皮肉な運命になりました(1番は、3,165 人の処刑をしたドイツのヨハン・ライヒハート)。
 死刑制度が廃止になることが死刑執行人という職から自分が解放される唯一の方法であると考えていたと手記に書き残しています。

                
 日本でも野蛮だから死刑を廃止しろとか、諸外国から色々と言われますが、冤罪だらけの魔女裁判や、大量の死刑者を出した歴史的反動もあるのではないかと勘ぐってしまいます。


【日本の死刑執行人】
 さて、日本の死刑執行人といえば、江戸時代の
山田浅右衛門(やまだ あさえもん)が有名です(代々名乗った名称)。ここでも世襲制で明治まで続いていましたが、日本でも死の穢れを伴う役目のために浪人という立場であったそうです。ですので幕府からは知行を受け取ることはなかったのですが、意外にも大変裕福でありました。
 最大の収入源は「死体」・・・。処刑された罪人の死体は、山田浅右衛門家が拝領することを許されたのですが、刀の試し斬りとして色々な武士からの申し出があったと言われています。
 そして、試し斬りの経験を生かし、刀剣の鑑定としての腕も確かで諸侯・旗本・庶民の富豪愛刀家から大きな収入を得ています。
 更には人間の肝臓や脳や胆嚢や胆汁等を原料とし、労咳に効くといわれる丸薬をも製造していたというから驚きですね。しかし、その得た収入は、死んでいった者達の供養に惜しみなく使い、東京都池袋の祥雲寺には、6代目山田朝右衛門吉昌が建立した髻塚(毛塚)と呼ばれる慰霊塔が残っています。駅反対側の池袋サンシャイン60は東条英機を処刑した巣鴨拘置所の跡地であったことも有名な話。


【人は首を切られてもしばらくは意識があるという話】

 ギロチンの話題で必ず出てくるこの噂。様々な回答がありますが、解明されていないというのが事実です。なぜなら斬首を体験した人は喋れないから。
 とある科学者が、ギロチンに自分がかけられる際に、首を切断されても意識があるか瞬きをするから言ったとかの話はどうも都市伝説っぽいですね。この科学者は
アントワーヌ=ローラン・ド・ラヴォアジエという人で、フランス革命に処刑された一人です。当時実際に死刑に立ち会った人の記述にそのような話はなかったそうです。とはいっても首を切られた鶏がずっと生存していたという話もありますから、肉体というものは不思議なものです。

管理人もよく訪れる
カラパイアさんのサイトでまとめられています。

→頭がなくても18か月間生存していた奇跡のニワトリ「首なし鶏マイク」


今回は、そんな怖いギロチンの話でしたが、6月17日は、「おまわりさんの日」でもあるそうです。取り締まる人と取り締まられた人にまつわる日なんですね。うーん。




【ギロチンのプラモが出ている!】、ガクガク(((( ;゚Д゚))))ブルブル

●ギロチン処刑台のプラモデル(怖)

Cap 31  
説明文より
ポーラライツ POL849 1/18 ギロチン プラモデル(A6270)
1960年代にオーロラ社より発売された問題作が遂に復活。
ギロチン、死刑囚、首桶の3点セット。
刃は実物同様に可動。死刑囚の首にはネオジム磁石が取り付け可能なので、実際に断首の再現ができます。

Cap 30




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