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【11月5日】津波の防災の日〜濱口梧陵と「稲むらの火」




Cap 732
津波からみんなをすくえ!―「稲むらの火」 浜口梧陵

 本日11月5日津波防災の日です。2011年に制定されたばかりの記念日です。
この日、国や地方公共団体は津波防災の啓発に向けた行事を実施することになっています。

2011年は東日本大震災で津波による被害が多く発生しました。
 このことにより津波の防災を危機意識を高めるために創設されましたが、発生日の3月11日では、また被害者たちの傷跡も残っていますので、別の日を検討することになり、以下に述べる「稲村の火」の逸話が残る安政南海地震の日をもって防災の日と定めました。


「稲むらの火」


 この11月5日は、1854年の
安政南海地震の発災日で、大津波が和歌山県広村(現・和歌山県広川町)を襲いました。

 この時に庄屋・浜口五兵衛(実話では 梧陵)という人が収穫されたばかりの稲わらに火をつけて、暗闇の中で逃げ遅れていた人たちを高台に避難させ多くの命を救いました。
 この実話を元に小泉八雲の手によって英語にて物語になります。その後、中井常蔵という小学校の教員が日本語に訳し、「稲むらの火」というタイトルで、1937〜1947年の間、国定教科書に掲載されることになるのです。

800px-Inagi2005-9-1.jpg 「稲むら」(稲叢)とは積み重ねられた稲の束のことで、稲は刈り取りのあと天日で干してから脱穀をしますが、稲架(はさ)に架けられた状態を「稲むら」と呼ぶそうです。

→積み上げられた稲むら




物語の概要

 「村の高台に住む庄屋の五兵衛は、地震の揺れを感じたあと、海水が沖合へ退いていくのを見て津波の来襲に気付く。祭りの準備に心奪われている村人たちに危険を知らせるため、五兵衛は自分の田にある刈り取ったばかりの稲の束(稲むら)に松明で火をつけた。火事と見て、消火のために高台に集まった村人たちの眼下で、津波は猛威を振るう。五兵衛の機転と犠牲的精神によって村人たちはみな津波から守られた」


 この話ですが、いかんせん昔の教科書に掲載されていただけでしたので、日本人でもそう知名度は高くはありませんでした。管理人も知りませんでした。

 2005年1月、
インド洋大津波をうけてジャカルタで開催された東南アジア諸国連合緊急首脳会議でシンガポールのリー・シェンロン首相が当時の小泉純一郎総理大臣に「日本では小学校教科書に『稲むらの火』という話があって、子供の時から津波対策を教えているというが、事実か?」と尋ねたそうです。
 しかし、小泉総理は戦後世代なのでこの話を知りませんでした。東京の文部科学省にも照会したそうですが、誰も知らなかったということです。

 昔の話を外国人が知っていて当の日本人が知らないで、逆に教えてもらい、良さを再発見するという、情けないけど、よくあるパターンですが、この「稲むらの火」の話は、東日本大震災でも再び注目を浴びることになります。

稲むらの火について紹介しているHP
http://www.inamuranohi.jp/


濱口梧陵(儀兵衛)氏387px-Hamaguchi_Goryo.jpg

 この
浜口梧陵(はまぐち ごりょう)氏の凄いところは、村人たちをこの時に助けただけに留まらず(9割の人を誘導して助けたと言われています。)、その後も私財を投げ打って、当時では最大級の堤防・広村堤防を約4年かけて修造したところにも現れています。この大土木工事は、荒廃した被災地からの住民離散を防ぐ意味を持つとともに、将来再び襲来するであろう津波に備えての防災事業でした。これを民間事業で成し遂げたところにこの方の偉さがあると思います。
 小泉八雲はこの話を取材して彼のことを「生きる神(A Living God)」と賞賛しています。

 ちなみにこの方の名前ですが、濱口儀兵衛」(はまぐち ぎへい)という名は、醤油醸造業を営む当主が代々名乗る名前だそうで、この濱口梧陵氏も、七代目濱口儀兵衛を名乗りました。
この醤油製造業が現在のヤマサ醤油になっています。

 昔の日本人は公のために私財を差し出すという無私無欲で志の高い方が大勢いらっしゃいましたね。

この「稲むらの火」という話は、迅速で正確な情報がいかに大切であるかということを物語っていますが、東日本大震災の際もそうであったと思います。
天災は仕方ないものですが、それからくる二次災害や人災は避けることが可能です。
備えあれば憂いなしです。




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