ƒ 【1月16日】世紀の悪法と言われた「禁酒法」が成立 - 今日は何の日?話のネタブログ

今日は何の日?話のネタブログ

今日という日を過去の出来事や著名人の誕生日など、様々な角度からピックアップしています。話のネタにどうぞ。

 
プロフィール

onemoreネタ

Author:onemoreネタ
今日という日の歴史的な出来事、事件、人物などを語るブログです。話のネタやブログのネタにどうぞ。

にほんブログ村 その他生活ブログ 雑学・豆知識へ
にほんブログ村
カテゴリ
今週の人気記事ランキング
おすすめ
楽天トラベル
i2i
スワップ金利
RSSリンクの表示
QRコード
QR
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

リンク
こちらのサイトを参考に作成しております。

【1月16日】世紀の悪法と言われた「禁酒法」が成立




620px-5_Prohibition_Disposal(9).jpg
禁酒法で廃棄される密造酒。
眺めている人達がなんとなく寂しげ・・・。
「もったいねぇ・・・」という心の声が聞こえてきそう。

もしも、今の日本でお酒が全部禁じられたらどうします?
ビール、日本酒、焼酎、ウイスキーはもちろん、ワインもブランデーも禁じられます。
居酒屋やレストランやビアガーデンでの飲酒もダメ、CMでもお酒はダメ。当然、新年会も忘年会でもお酒が禁じられます。自宅での毎晩の晩酌でさえできなくなります。こんな恐ろしいことが過去のアメリカで実際におきました。

1919年のこの日、酒の製造や販売などを禁じた
禁酒法
(アメリカ合衆国憲法修正第18条)がアメリカ議会を通過したのです。この愛飲家にとっては地獄というべき恐ろしい法律は、翌年の1920年の同じく1月16日についに施行されることになります。

 なんでこんな法律がアメリカで成立したのかですが、1920年代の初頭にはすでにいくつかの州で、個別に禁酒法は施行されていました。アメリカには
モルモン教クエーカー教
などのように、宗教の戒律で飲酒を禁じているケースもあったように、元々、禁酒する風土は存在していました。アルコールは神からの贈り物である一方で、その乱用は悪魔の仕業によるものという明確な社会的コンセンサスがあったのです。まあ、飲み過ぎや酩酊は今でも良くないこととされていますし。

 さらに時代は第一次世界大戦の後ということもあり、穀物を酒に回す余力がなかったという国内情勢や、女性の人権が向上してきた時代背景もありました。そしてビールを作っていたのが敵国ドイツ。「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」ということわざがアメリカにもあったかは定かではありませんが、「ビール=ドイツ=悪」というアメリカ人らしい単純明快な図式が禁酒法の制定に拍車をかけました。

 このように、元々アメリカには禁酒する宗派があったことや、女性運動家たちの禁酒運動、政府報告によるアルコールの有害性が流布されたこと、また、打倒ドイツの運動もあったことが禁酒法の制定につながったわけです。

 しかし、いくら法律を作っても必ず抜け道ができるのもまた人間の成せる技(笑)。
お酒を製造して摘発されても僅かな罰金で釈放されたり、闇バーが流行ったり、医療目的で飲める道があったりと色々な手を使って飲んでいたそうです。
 当然この法律はアメリカ国外では何の影響も持たず、多くのアメリカ人がアルコール飲料を飲むために国境を越えるようになりました。おかげで周辺の国のアルコール産業は大いに潤ったそうで・・・。
 たちが悪いのは粗悪な密造酒で多くの人が死んだり、マフィアの重要な資金源になってしまったこと。
 結果としては、酒の収入が闇から闇に流れたたために、その収入をめぐってギャング同士の抗争にまで発展しました。
 アル・カポネなどはこの時に暗躍したギャングスターと言われています。
→【1月25日】ギャングスター、アル・カポネの日

結局、最終的には、この禁酒法はザル法で意味がないことや、国民からの批判があったことと、先ほど挙げた闇組織にも酒の利益が流れたことが問題であり、何よりも実質禁酒法が守られていないことが、法律そのものを軽視することにつながる恐れがあり、1933年についにこの法律は廃止されました。

 禁酒法が廃止されたことで、犯罪組織は安価なアルコールとの販売競争に敗れ、多くの州で闇市場でのアルコールの売り上げを失ったことになります。
 しかし、憲法改定の後も禁酒法を実施し続ける州もありました。特に先駆けて1907年に禁酒法を作ったミシシッピ州は1966年まで禁酒法を廃止せず、最後まで禁酒法が残る州となり、カンザス州では1987年まで、バーの様な屋内の中で酒類を提供することを許可せず、今日でも酒の販売を制限したり禁止する「ドライ」な郡や町が多数残っています。

 公の場で安心してお酒が飲める時代になって多くの人々は安堵したことでしょう。何事も行き過ぎはよくありません。
理想を追い求めて壮大にコケた法律だったと思います。



関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 歴史雑学
ジャンル : 学問・文化・芸術

コメントの投稿

秘密

   
今日は何の日?カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
最新記事
月別アーカイブ
こんな記事もあります
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

検索フォーム
今日何の日?
こちらにも記念日があります。
PR